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赤ちゃんにはない?

赤ちゃんにはない?

ミュータンス菌は赤ちゃんにはなのでしょうか。ミュータンス菌などの虫歯の原因菌は、生まれた赤ちゃんの口の中には存在していません。

ミュータンス菌は硬い組織にしか棲みつくことができませんから、歯が生えていない口の中では生存できないということです。

口の中にミュータンス菌が見られるようになるのは、だいたい乳歯が生え始める生後6ヶ月頃からです。

ミュータンス菌は、赤ちゃんと触れ合う機会の多い家族、特に母親から食事中のスプーンの共有や口移しによって、唾液を通して感染します。

お母さんの口の中の衛生状態が悪く、ミュータンス菌が多いほど、感染し易くなっています。

両親の口腔内環境は、驚くほどその子どもに反映されると言います。

これは、遺伝ではなくて生活習慣が反映されているということです。

口の中にミュータンス菌が侵入してこなければ、一生虫歯になることはないと言います。

ダラダラ間食をし続けたり、砂糖がたくさん入ったスポーツドリンクをよく飲んだり、あるいは歯の隙間や奥など細かいところまで丁寧にブラッシングしないなど、口の中の環境が悪化する要因はいろいろあります。

赤ちゃんにミュータンス菌を感染させないためには、両親が歯をきちんとケアする、口の中を清潔に保つことがいかに重要か理解できます。

虫歯にならないための一番の予防策は、原因となっているミュータンス菌をなくすことです。

20年ほど昔に、ミュータンス菌は離乳食の頃から2歳前後において、口移しの食事などを介して母親から赤ちゃんに感染しているらしいと報告されました。

キシリトールが虫歯の予防になると言われるのは、糖類と異なり、ミュータンス菌がキシリトールからは酸を作れないためなのです。

これは、フィンランドで行われた実験などで虫歯の予防効果があることが証明されていることなのです。

また、乳酸菌には、歯周病菌を殺菌して、ミュータンス菌の増殖を抑える働きもあることが判っています。

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