ミュータンス菌は虫歯の原因
虫歯は、歯の表面に付着した歯垢、いわゆるプラークに含まれる虫歯の原因とされる細菌、主としてミュータンス菌が飲食物から糖分を吸収して強い酸を生成することが元になっています。
ミュータンス菌が糖分などを分解して、粘り気のある物質を生成し、それが歯にくっつきますと、そこから歯を形成しているミネラルが吸収されていきます。
これが、脱灰というものです。
しかし、唾液には歯の表面を中性にする働きがあり、その働きによって表面が中性になった歯は、再びミネラルを取り入れることができるようになります。
これが、再石灰化です。細菌の中で、ストレプトコッカス・ミュータンスという細菌が虫歯の原因となっています。
テレビや雑誌などでミュータンス菌、あるいは虫歯菌と言われているものですが、このミュータンス菌にも活発なものとそうでないものがいるそうです。
このことが、虫歯になりやすいか、あるいはなりにくいということに関連があると考えられています。
虫歯は、細菌が原因で発生しますから、細菌に感染する・細菌が移ることによって起こります。
これまで、虫歯の原因をプラークの中にいるミュータンス菌としてさまざまに論じられてきましたが、ミュータンス菌がほとんどいないプラークでも糖を食べますとプラークに棲む他のレンサ球菌が酸を作り出し、エナメル質が溶けだすph5.5以下になることが明らかになっています。
ですから、虫歯の原因菌として言われてきたミュータンス菌が歯垢の中に存在することより、虫歯になりやすい食習慣や環境にもっとも注意すべきだと指摘されています。
2歳を過ぎてしまった子どもも手遅れではありませんから、心配せずにしかるべき対処を施しましょう。虫歯リスク検査でミュータンス菌の数を調べることが可能です。
ミュータンス菌の数が多い場合は、いくらブラッシングをしましても虫歯になりやすくなります。
歯科クリニックでは、3DSという方法でミュータンス菌を減らすことができるのです。
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