ミュータンス菌情報館 >> ミュータンス菌情報館 >> 虫歯菌

虫歯菌

虫歯菌

ミュータンス菌などのう蝕原因菌が、虫歯の大きな原因とされています。

人間の口の中には、たくさんの細菌が棲みついています。

口腔常在菌の中に、ミュータンス菌を中心とした連鎖球菌などの虫歯の原因とされる菌が潜んでいるということです。

虫歯の原因として知られるプラークですが、これは、虫歯菌、食べカス、そして唾液とが結合したものです。

具体的には、ミュータンス菌は、糖類・糖質からデキストランというネバネバを歯の表面に形成し、その中でプラークが生成され、その中で酸をつくります。

この酸によって、歯のエナメル質が溶かされます。

通常は、唾液によって口の中がアルカリ性に中和され、歯が再石灰化されるのですが、酸性の状態が続きますと、虫歯となってしまいます。虫歯は虫歯菌からという認識が一般的になってきました。

虫歯になるのは、ミュータンス菌という口内細菌の仕業なのです。

ミュータンス菌は、食品の中には存在していません。棲みかとしているのは、人間の口の中なのです。

子どもを虫歯にしないようにするには、親のミュータンス菌を子どもに感染させないようにすればよいわけです。

また、ペットから感染したという事例もあるようです。虫歯菌の代表格、ミュータンス菌は、生後10ヶ月から31ヶ月くらいの間に、大人、主に母親から感染します。

一度感染してしまいますと、なかなか口の中から排除することは困難とされています。

ミュータンス菌感染予防に成功したフィンランドの歯科専門家と日本におけるミュータンス菌感染予防研究の第一人者を招いて、ミュータンス菌感染予防シンポジウムが開かれました。

このシンポジウムには、歯科クリニックの現場で予防に携わる歯科衛生士210名が駆けつけたようです。

参加応募を開始してわずか一週間ほどで定員を上回り、シンポジウム直前までキャンセル待ちの人が殺到したということですから、ミュータンス菌感染予防にいかに関心が高まっているのか分かります。

ミュータンス菌情報館へようこそ!このサイトは管理人の備忘録としての情報をまとめたものです。

掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等はご遠慮ください。